大きな家に住んでみたいと思う人も少なくないですね。
僕もずーっと思っていました。
実家が狭かったし、広いリビングにあこがれていました。
でも、小さな小さな空間、手の届くところにすべてがあって、肩が触れ合う暮らしというのもいいものだと思うわけです。
設計事務所の名前を考えるとき、そんなことを考えていました。
『CASA+LABO』
小さな豊かな空間。「小さくても」とはちょっと違うんです。あえて小さな空間、いいと思いませんか?空調効率もいいし、ものが必然的に少なくなる(少なくせざるをえない)、大きな声を出さなくてすむ、固定資産税も安いし、改修もお手軽。小さいのでセルフメンテナンスもしようかなんて思うかも。
「いや、子供の成長が」といっても子供はきっと出て行って結局夫婦ふたりのための暮らしになりますね。
大草原の小さな家、憧れます。
僕もそう思います。
経済優先の時代が続いていて、すべて次の世代に負の遺産を残しているように感じます。
僕らが出来る事は、必要な物を必要なだけ買うということではないでしょうか。そうすれば自ずから家の広さも決まってくると思います。
人間が生きていく以上少なからずゴミが出てくるのですが、災害があるたびにそれがすべて瓦礫となり、大量のゴミが発生しています。自分が突然なくなった時、残されたものもすべてゴミと化します。そうならないように、歳をとって自分で自分の家具さえ移動できないようになるまでに色々処理していこうと思ってます。なかなか難しいですけどね。
五十川様、ありがとうございます。
何事も本音とタテマエというのがありますね。理想は高くても実際はなかなか。どこから手を付けてよいものやら。まさにおっしゃるように、考えつづけるということ(思考停止状態にならない)も一つの大事なことかと思います。今後共よろしくご指導くださいませ。