2016年を無事迎えることができました。
少し間があきましたが、新年あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
今冬は暖冬といわれております。
スキー場なども積雪が足らず苦慮しているとのこと。
そんななか、1/14(木)の朝は冷え込みました。
朝6時の外気温0℃。
弊社の外水栓(井戸水)は電熱線を巻いて防寒対策していたにも関わらず凍っておりました。
そんな朝8時すぎの事務所のサーモ画像を撮ってみました。
鉄骨造平屋建て、断熱材は壁・床ほぼなし(薄っぺらいグラスウールが申し訳程度に入っています)、天井のみ300mmグラスウールという仕様です。
朝6時の室温は12℃。昨夜は20時頃まで20℃ありました。
南面外周壁の温度は10℃を下回っているようです。
完全に断熱不足ですね。
どおりで底冷えするわけです。
朝エアコンを稼働させたので、エアコン部、エアコンのコンセント、吹き出した温風があたった床面・書棚等は部分的に温まっています。
左にコーヒーメーカーが見えますね。
朝日が当たる南面の窓は、木枠+ペアガラスですが、朝日をうけてエアコンの風が当たる部分とほぼ同温度となっている様子がわかります。
光熱費のかからない「太陽光」による日射熱取得が、冬場にいかに大切かがわかると思います。
ちなみに、天井のスポットライトはLEDですが、多少の熱が出ていることがわかります。
また、東面は既存アルミ枠に真空ペアガラスを入れています。
アルミブラインドを通してですが、東面の太陽熱取得により、窓面はより高い温度を示しています。
これも、冬場の太陽熱取得が大切なことがよくわかると思います。
左のオレンジ部は奥の設計室をエアコンでガンガンに温めているため、のれんがほどよく高温をしめしています。
熱止めに少しは貢献しているかもしれません。
うちの事務所の劣悪な温熱環境は、事務作業を長時間するにあたってかなり不快です。
熱源はエアコンのみで、事務員はひざかけの毛布を併用しております。
※デスク足元に電気式のヒーター付マットあり。
喉は渇く、目が乾く、加湿器をたくものだから窓面結露(ペアガラスに交換しているのでアルミ面のみ)する。
床、天井とも無垢材、壁は珪藻土で見た目はいいし、秋冬は快適ですが、自然素材多用を謳っているだけではまったくだめだということを身をもって示しているかの如きです。
これが、居住している、就寝する、脱衣する、排泄行為をする、となるとさらに過酷な日々が待っていることでしょう。
こんな劣悪な環境を少しでも救っていきたい、と年の頭に思いを強くした次第です。