株式会社幸工務店

■インスペクションのお問合せが増えてきています。

インスペクション(住宅診断)のお問い合わせが増えてきています。

中古住宅市場がいよいよ活発になってきたのかなぁ,と感じていますが,お問合せのお客様はみな,「契約後」に急に不安になって,僕のところにかけこんできます。
インスペクションもようやく普及しはじめましたが,今一度皆様に知っていただきたい,もしくは知り合いの方等にお伝えしておいてほしいことがあります。

ひとつは,2016年2月26日に閣議決定された,不動産取引時インスペクション提案の義務付けです。
これは,まだ閣議決定されただけですので,まだ現時点では義務化ではないですが,福山市内でもすでにインスペクションの提案をされておられる業者もおられるようです。
これは,売買契約締結時におこなわれる重要事項説明のなかに,「より安心な契約をお望みであれば契約前にインスペクションもできますよ。するしないはお客様のご判断にゆだねます」と購入希望者に対して告知・提案することを義務化しようとするものです。つまり,インスペクション自体は義務化ではありません。
しかし,通常見た目だけではわからない目に見えにくい部分のことは,お客様もそうですし,おそらく不動産業者にも,場合によっては売主にもきちんと説明がなかなかできないのが現状ではないでしょうか?
「売りたい」側と,「買いたい」側の相互利益のため,今後ますます活発に流通していくであろうインスペクションですが,まだまだこれからといったところでしょう。
どうか,購入前に「インスペクションできますか?」と不動産屋さんにたずねてみてください。
きっと,前向きに対応してくださるはずです。
インスペクション促進の流れ

もう一つは,インスペクションはあくまで「劣化診断」であり,「一次診断」「簡易診断」であるということです。
たとえるならみなさんが定期的に受けられる「(体の)健康診断」に似ています。
健康診断でひっかかってしまう項目があると,病院にいって再検査をしてくださいと言われると思います。
詳細には,きちんと検査をしなければわからない部分が多いのですが,その前段階として全体をざーっとチェックして,疑わしい部分と,そうでもない部分(まぁ,経年はしているがしばらくは使えるだろう等),いい状態の部分をチェックリストで拾い出し,建物全体の総合判断をしようとするものです。
築数十年経っている建物は,どのような建物で,どのような使われ方・維持管理をされ,どういった増改築をされてきたのか,履歴をたどるのはなかなか難しいことです。
そもそも,古い建物は建築確認申請もないものもたくさんありますし,きちんとした図面がない物件も少なくありません。(不動産屋さんがお持ちの間取図とは少し異なります。)
ご契約の前に,せめて建物の健康診断くらいは受けましょうよ,という仕組みなのです。

また,建築違反や隠れた瑕疵を指摘することも目的ではありません。
よくお問合せをいただくのが,「筋交がちゃんとはいっているのか」「地震が来たら耐えられるのか」など,『劣化』とは関係のないことを不安に思われておられる方が少なくないということです。
繰り返しますが,インスペクションは「劣化診断」です。
壁の傾斜や床の傾斜は測定しますが,壁の中に隠れてしまっている筋交等は一次診断ではなかなかわかりません。
もちろん,条件にもよりますが,別途耐震診断や省エネ診断も可能です。

社会的な財産である中古住宅。
もっともっと有効に活用されるべきですね。
安心を皆様にお届けしたい!

中古住宅のご購入前にはインスペクションをオススメいたします。

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