株式会社幸工務店

■お盆はBIM

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世の中、お盆のようです。
お盆休みは、弊社は本日8/12(土)~8/15(火)までとなっております。
が、お問い合わせ等は随時受け付けておりますので遠慮なくお申しつけくださいませ。
※実際、先ほども尾道市内の古民家改修案件の現調と見積依頼いただきました。まことにありがたいことです。

さて、福山市内は突発的な通り雨が頻発しています。
かくいう僕は、休み返上でBIMでせっせと図面を書いております。

今まで、図面を書くというと手書きのスケッチ等から「CAD」でパソコン入力というのが常套手段でした。
いや、今もほとんどの設計事務所や建設会社、工務店の方々は「CAD」で入力をしていますし、大学の建築学科や専門学校で習うのは「CAD」の入力方法だったりしました。
今も、CADがあるから建築業界がスムースに動いているといっても過言ではないと思います。

「CAD」とは、すなわち「Computer-Aided Design」、つまり手書きの部分をコンピュータを用いてデータ化する作業のことです。

では「BIM」とはいったい何でしょう。
「BIM」とは、すなわち「Building Information Modeling」。
パソコンの中で、リアルな1/1の建物を作り上げてしまおう、という仕組みです。

3DやリアルなCGを作るソフトは多数出てきていますし、それらをプレゼンに導入している建築会社はたくさん見られるようになりました。
もちろん、縮尺が1/30や1/50程度の建築模型を作ることもプレゼン手段として、たいへん意義のあることだと思っています。

日建設計などの大手設計事務所や、竹中工務店や鹿島建設等スーパーゼネコンの方々はどんどんBIMへと移行している現実があります。
その中で、町場の工務店として、一歩上を目指したいと日々模索している中で、BIMとの出会いがあり、導入を決意しました。

では、CADとBIMは何が違うのか。

いろいろな面がありますが、わかりやすく表現するなら、
「CADは手書きの図面(線情報の集合)を、コンピュータでデータ化している」のに対して、
「BIMは建物の持つ情報をすべてデータ化している」といえると思います。

例えば、平面図で、壁の線を入力するとします。
壁の構成は、例えば、「内装仕上げ材・プラスターボード・柱・断熱材・防水シート・通気層・外装仕上げ材」だったりします。
この境界だったり、構成を、CADだと線情報と文字で表現し、紙媒体で印刷し設計図書あるいは施工図として、それぞれ提供されます。
これが、BIMになるとコンピュータの中で1/1のモデルを生成し、それを各方向でスライスすれば、「図面」として生成されるわけです。
壁の構成の一つ一つに建築情報を持たせているので、印刷されてしまうと「線情報の集合体としての図面」ですが、コンピュータの中では、一本一本の線が属性を保持していることになります。

3Dモデルと各図面は連動しているため、変更への対応も用意ですし、平面図と立面図のみで契約している方々も少なくない中、一歩進んだご提案が可能になるというわけです。
そこには依頼主からすると「イメージと違った」「聞いてなかった」が激減するでしょうし、施工する立場からすると「この図面では納まらない」「平面図とほかの図面が違う」「変更にたいして図面が整合性がない」といったトラブルが減り、結果、目的とする建物が様々なロスが少なくできあがっていくという理屈です。

あくまで「理屈」ですが(笑)

BIMによって、建築行為は大きく変わるだろうと思います。
設計従事者はもとより、工事監理も工事管理も、施工も、そして何より依頼主の納得のいく形で最終成果物をご提供できると信じています。

大凡(おおよそ)、建築を学ぶ学生たちは、CADだけではなくBIMの知識をある程度持って社会に出ると思います。
すでにそうなっている学部等もあるとお聞きしています。
またヨーロッパだけではなくアジア等含め、世界の建築業界はどんどんBIM化が進んでいるそうです。

実際に、僕が使用しているのはハンガリー生まれの「ARCHI CAD」というBIMソフトです。

画像は、このソフトを使ってスペシャリストが作ったものです。
引用元のサイト:https://blog.graphisoftus.com/graphisoft/growing-business-with-archicad
※僕が作成した画像でなくてお恥ずかしい限りですが。

僕は今まで、建築業界の王道ソフト「JW-CAD」と、3Dモデリングソフト「SketchUP」を併用していました。
これから、これ一本になればいいなと思っています。

40代半ば、まだまだ修練を続けていきたいと思います。

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